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8.22024
北海道ツーリング その1(2024.7)
オートバイ愛好家の上垣です。
毎年恒例のロングツーリングに行ってきました。今年の行先は、ズバリ「北海道の道東」って事で大好きな北海道へ旅立ったのでした。
八王子が気温30度を楽に超え始める頃に、涼しい北海道でバイクを楽しむのは、私にとって極上の贅沢なのです。
ハイエースにアフリカツインを積み込み、工具もスペアパーツもウェアも満載で仙台港に向かったのでありました。
↓行きのフェリーは仙台から苫小牧の便で。
今回の旅の結果
7/1 八王子→仙台へ移動&フェリー夕方乗船(日本三景の松島観光)
7/2 14時頃苫小牧着→美幌の宿泊先へ移動
7/3 ツーリング 知床半島へ
7/4 ツーリング 野付半島へ
7/5 ツーリング 道東の展望台めぐり(開陽台→多和平→摩周湖あたり)
7/6 ツーリング 釧路湿原へ→雨のため結果サロマ湖周辺をウロウロに変更
7/7 ツーリング 雨のため釧路を車で観光に変更
7/8 苫小牧へ移動&フェリー乗船日(サホロベアマウンテンを観光)
7/9 フェリー大洗着→八王子へ帰ってくる。
全行程8泊9日(内フェリー2泊)の良い旅でありました。
フェリーの移動が大好きで、部屋に入ったら速攻で風呂に入りデッキに出て、フェリーが離岸していくのを見るのが趣味です。
このあと、サウナでもう一度仕上げて、サッポロクラシックを細胞に吸収させ天国モードとなり就寝。
↓7/2 AM4時 日の出 美しい
この日は、昼にフェリーが苫小牧に着。食べたいもの食べながらハイエースで移動日。←ホッケの焼いたのからスタート
途中に気になった所は軽く観光というペースで夕方には美幌へ。
バイクをトランポから降ろしてメンバーと合流し、翌日の準備を行って終了→風呂の熱い湯船でしっかり仕上げた。
↓日本一寒い町「陸別」の道の駅 銀河鉄道999ファンなら押さえておきたいスポット
7/3 AM7時 北海道ツーリングの初日スタート
まずは、北海道に来れば定番の直線道路と景色を楽しむために「天に続く道」へ。
「天に続く道」
まるで空にのぼっていくかのように、果てしなく続く道。国道334・244号線の全長約28kmの直線道路は「天に続く道」として有名です。名前の由来は、まっすぐな道がはるか遠くまで伸び、道の先が天まで続いているように見えることから、「天に続く道」と呼ばれているようです。
平日の朝早く来ましたが、観光の方が来られるので、写真は譲り合って迅速に撮るのがお勧め。
この日は、少しガスかかっていたのが残念だった所ですが、申し分ない撮影スポットでありました。
そこから知床半島に向かう途中によれるお気軽スポットの「オシンコシンの滝」へ。
国道334号線を走っていると駐車場があり、そこから徒歩5分以内なので歩くの嫌いな方にもお勧め。
「オシンコシンの滝」
滝の中ほどの高さまで階段で登り、幅約30メートル、落差約80メートルの滝。 途中で水の流れが2手に分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれることもあるそうです。大きく2つに広がる水の流れの美しさから日本の滝100選にも選定されています。
北海道ではアイヌ語が語源となっているスポットが多く存在しますが、このオシンコシンという名前もそのひとつ。アイヌ語で「エゾマツが群生するところ」という意味の「オ・シュンク・ウシ」から転じたとされています。←アイヌ語全く覚えれる自信なし。
滝好きな我々は、岩好きでもあります。オシンコシンの滝から10km走らずに見れる「オロンコ岩」へ移動。
「オロンコ岩」
高さ60mの巨大岩。階段で上まで登れる事が可能。デカすぎて駐車場から写真に納まりきらない。
岩の側面には、沢山のカモメが休んでいました。
オロンコ岩伝説
オロンコ岩にはアイヌより以前にオロッコ族が住んでいて、アイヌ民族の船が通ると石を投げつけ攻撃していました。
アイヌ民族は対抗して何度も責めましたが、オロッコ岩の絶壁に敗れ敗北を重ねました。
ある日アイヌ民族の酋長が海藻をクジラに見立て海に流しました。オロッコ族は海藻を弱ったクジラと勘違いして捕獲しようと岩から降りてきました。そこを待ち構えていたアイヌ民族が取り囲みオロッコ族を打ち破ったそうです。
オロンコ岩を後にした我々は、本日のメインイベントの知床半島に突入したのでありました。
まずは、知床五胡を見に知床五胡フィールドハウスへ。
そこから、木道を歩いて探索開始。往復1.5kmのコース。←今回は時間の都合で1湖のみの見学。
知床五胡の5湖を全て堪能したい場合は、3時間くらいのツアーに参加して回るのが必須ですね。
【知床五湖】
北海道の中でもまだまだ手つかずの自然が残されている数少ない聖域の一つ、知床。古くは先住アイヌの人々からシリエトク・地の果てと呼ばれており、その豊かに育まれた自然が評価されて2005年に世界自然遺産の仲間入りをしました。半島北部の三分の一は人が立ち入りができないヒグマやエゾシカなどの「野生動物の王国」。昔神様が手をついた時、5本の指のくぼみが湖となったとの伝説があり。
知床半島は、細い半島の中心部に標高1660mを誇る羅臼岳を筆頭に硫黄山、知床岳など優に1000mを超える急峻な連山がひしめいており、現在でも人が住んでいるのは沿岸部のみという、その名の通りまさに「地の果て」です。←冬は、マジキツそう。
ツーリングに欠かせない、山、湖、海の景色が同時に見れる場所なので、必ず立ち寄った方が良い場所だと思います。
知床五湖の探索を終えた我々は、知床自然センターに向かい、受付を済ませて本日のメインイベントに向かうのでした。
知床五湖からさらに奥へ、フラットダートを気持ちよく走ります。←高低差なし。アドベンチャーバイクでもOKのダート。
フラットダートを軽快に駆け抜けたどり着いた先は、カムイワッカ湯の滝。
この日のメインイベントは、カムイワッカ湯の滝を登ります。沢登りを楽しむ。
受付も事前に済ませ、現地の係りの方に説明を受けて、知床の大自然を体験する事に。
【カムイワッカ湯の滝】
カムイワッカとは、アイヌ語でカムイ=神とワッカ=水という意味であり、この川の温泉成分が強めの硫黄成分であるために、生物が住めない「魔の水」と言われています。知床八景のひとつとして以前から知られていたが、2005年に世界遺産に登録され、訪れる観光客が急増したらしい。
酸性の水が流れていて、その中を歩いて登るのですが、濡れている所の方が靴底がグリップします。
脇の乾いている所を歩くよりも、水の中の方がグリップするので脳内の感覚が一瞬おかしくなり楽しいです。
下流から登ると、水の温度がだんだん上がり、温泉っぽくなってきます。川に温泉が流れ込んでいるの間違いなし。
硫黄山から流れ出ているらいしいのですが、それほど硫黄の香りは強くありませんでした。
途中で係りの方が待機しておられるので、登り方が分からない時は、簡単なルートを教えてもらうのが良さそうです。
とっても親切に対応してくれるので、安心してトライできますよ。←写真もとってくれる。
最初は様子見だった我々も、すぐになれてきて大胆に沢登りを楽しむ事ができました。
今回は「四の滝」までで終了。ここから先は、落石の恐れがあるので一般の方は自由に入れなさそうです。
この場所で、水温はぬる~いお風呂くらいだったかな。
スタート地点から通行止めの所までで400mくらい。写真撮りながらゆっくり歩いて往復60分くらい楽しみました。
1時間くらい遊んでいると、酸性の水が皮膚をピリピリ刺激してくるのが感じられました。
↓こういうアトラクションが大好きなので、とっても楽しんでいる私。
カムイワッカ湯の滝を堪能した我々は、着替えを済ませ。バイクに乗りこみ、次の目的地に向かうのでありました。
↓フラットダートを楽しむセロー&CRF250L
知床に来たら、絶対に走っといた方が良い知床横断道路へ。
悪天候で走れなかった過去を思い出しながら、やっと走れた達成感と気持ち良さで、自然に「おおぉぉぉ~」っと声がもれました。
【知床峠】
世界遺産「知床」を横断する知床横断道路、その羅臼町と斜里町の町境にある、広大な景色が美しい峠です。北海道の中でも特に厳しい自然環境で、冬の間は通行止めになります。知床連山の尾根筋にあたる標高738mの峠でバイクには最高の道。
東京が35℃付近のこの日、知床峠は25℃なく、湿気も少なく最高のコンディションで駆け抜ける事ができました。
こういうのがあるから、北海道ツーリングはやめられない。もう少しのんびりしたい気分でしたが、次の目的地へ。
知床横断道路を、ウトロ方面から羅臼へ下り、クジラの見える丘公園へ。
【クジラの見える丘公園】
地上からクジラ(ツチクジラ、マッコウクジラ、ミンククジラ、シャチ)が観察できる丘の上の公園です。地上からクジラが観察できる場所は、北海道だけではなく日本全国でも数えるほど。
最近、白いシャチがいるとかなんとかという噂を聞き、観察を続けたのですが、クジラもシャチも発見できず。
そんな簡単には見つけられないかと、展望も同時に楽しんだのでありました。
とても綺麗な景色だったので、大満足にて終了。
大型のオートバイで行かれる方は、狭い道と駐車場の傾斜に注意して行かれる事をお勧めします。
この時点で、この日はタイムアップ。美幌の宿に向けて、バイクを走らせたのでありました。
宿への帰りも道も、本州ではなかなか味わえない景色の中を走れて、北海道ツーリング1日目を無事に終了。
【この日のルート】
宿に帰り、あっつい風呂で仕上げて、サッポロクラシックを流し込み就寝。
北海道ツーリング2日目に続く。